蕎麦とお寺の関係
江戸の商家が「晦日(みそか)そば」といって月末に縁起を担いで蕎麦を食べていた事から、現在では毎月の末日が「そばの日」に制定されています。
そもそも蕎麦は天台宗の祖、最澄上人が805年に中国(唐)から持ち帰ったのが始まりで、
真言宗でも僧侶は修行中、五穀(稲、麦、あわ、きび、豆)を断つほか、火食、肉食も断たなければならなかったことから、五穀に含まれず、火を通さなくてもお腹をこわさず、粉を水で溶いて食べることができる蕎麦は大変重宝されました。
このように蕎麦は、仏教とはとても深い関係にあったのです。
手軽で栄養価の高い蕎麦を食べるのも、仏教に親しむことになるのですね。