きさらぎの別れ
今月15日はお釈迦様が入滅された(亡くなられた)涅槃会です。
平安末期から鎌倉初期の僧侶で歌人でもあった西行法師はかつて
“願わくば 花の下にて春死なん
その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)の頃”
( 如月=2月の異称 望月=旧暦15夜の月・満月)
という有名な歌を詠みました。
実際、法師は桜の花咲く時期とも重なる旧暦の2月、涅槃会の一日あとの16日に亡くなり、たいへん驚嘆されたと伝わっています。(歌の解釈などは諸説あるようです。)
旧本堂の慈恩如来(お釈迦)様 |
さくらの花見はまだ先ですが、暦の上では訪れた春の気配を感じながら旧本堂にご安置されているお釈迦(慈恩如来)様をお参りしてみてはいかがでしょうか。
※なお、15日は例年通り開運出世稲荷例大祭が厳修されます。今月中、稲荷社では期間限定、吒枳尼(だきに)天尊の御朱印をお授けしておりますので、どうぞこの機会に開運出世稲荷社にもご参集ください。
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2月28日まで堂内無料案内・阿字観を中止とさせて頂きます。
ご了承くださいますようお願いいたします。