11月3日、真言宗智山派山梨教区青年会主催の甲州百名山登拝修行 に当堂僧侶が参加致しました。
岩殿山(634m)は806年に天台宗の円通寺が開創され、13世紀に入ると天台系聖護院の修験道場として栄えました。戦国時代には武蔵の国、 相模の国を攻める拠点として小山田信茂氏が居城として岩殿城を建てた山です。
出発前に道中の無事を祈ってお祓い 数年来の異常気象で地滑りが多い
稚児落とし(※) 山頂にて
※稚児落とし:城主の小山田一族が敵方に居場所を知られないように、泣く幼子を崖から落としたという悲しい伝説が残る場所。
円通寺跡の地蔵菩薩(※) 岩殿山真蔵院ご住職の法話
※円通寺跡の地蔵菩薩:岩殿山は海底が隆起して出来たため、舟に乗るお姿をした珍しい地蔵菩薩が祀られている。
岩殿山を擁する山梨県大月市周辺には、桃太郎伝説があります。地名に百蔵山、犬目、鳥沢、猿橋とあり百蔵山で生まれた桃太郎が、それぞれの地で犬、雉、猿と出会い、談合坂で鬼退治を話し合い、岩殿山に住む鬼を退治したそうです。
恵まれた天候の中、修験道場であるお山で貴重な経験をさせて戴きました。山梨教区青年会の事務局を始め、参加者各位に厚く御礼申し上げます。
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本日の堂内無料案内と阿字観は中止です!!